Greeting
ご挨拶
このたび、第28回放射線腫瘍学夏季セミナーを、比叡山延暦寺において開催いたします。歴史と祈りに満ち、世界遺産にも登録されているこの地で、全国の先生方ならびに放射線腫瘍学を志す若い世代の皆様とともに学びを深める機会をいただきますことを、大変光栄に存じます。
開催テーマは、「一隅照光 — 比叡の地に集い、がん医療の未来を照らす —」といたしました。
「一隅を照らす」という言葉は、伝教大師最澄の教えに由来し、それぞれが置かれた場所で誠実に力を尽くし、周囲を照らす存在となることの大切さを示しています。放射線腫瘍学に携わる私たちもまた、日々の診療、研究、教育の場において、一人ひとりの患者さんと向き合い、がん医療の一隅を照らす使命を担っています。
私自身、2014年に、同じく世界遺産である日光東照宮で開催された夏季セミナーに参加し、歴史ある荘厳な場に集って学ぶことの意義に深い感銘を受けました。今回、西日本で開催するにあたり、その時に感じた「場の力」と「学びの深まり」を次の世代の先生方にも体験していただきたいと考え、比叡山延暦寺を開催地に選びました。
本セミナーでは、放射線腫瘍学の基礎から最新の知見までを幅広く学ぶとともに、参加者同士が施設、職種、世代を越えて交流できる場にしたいと考えております。情報交換会は、琵琶湖畔のおごと温泉で開催いたします。講師の先生方と参加者の皆様が垣根なく語り合い、2025年に白浜で開催された小線源治療部会第27回学術大会のような熱気と一体感を、ここ滋賀でも生み出したいと考えております。
また、夏の琵琶湖を代表する「びわ湖大花火大会」も、セミナー前後の楽しみの一つになればと期待しております。2027年大会の開催日は現時点では公式発表前ですが、正式な日程が発表されましたら、本サイトでも改めてご案内いたします。
比叡の地で得た学びと出会いが、それぞれの施設、それぞれの地域へと持ち帰られ、患者さんと医療チームを照らす光となることを願っております。多くの皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。